今年の夏は、近くのスーパーでは
タイムセールでブリやマグロが半額となっていましたが、
その一方でサンマは高かく、手が出ませんでした。
北海道東部では
7月から近海のサンマ漁が行われているといいますが、
その近海のサンマが不漁だったという話です。
解禁された当初には1本1000円近い値段であったといい、
その後も1本300~400円の価格帯で高値が続いているのだそうです。
その一方でマグロが豊漁だそうです。北海道帯広の漁港では、
100本の水揚げがあり、例年の10倍のマグロがとれているそうです。
また、ブリが一度に250匹が水揚げされるなど
その魚種に異変があり、漁師は悲喜こもごもだそうです。
この原因は、いったい何なのか。
温かい水の塊が海流や風で
北海道東方沖に伸び、
暖かめの水を好む回遊魚が北上した為であると言われています。
そのため、十勝沖などでブリやマグロが獲れても、
温かい水を嫌うサンマがは近寄らず、例年にくらべて9割減の不漁だそうです。
そして、1kg当たりの卸値は
サンマもマグロも同じ値段であるという珍現象が起きています。
全般的に、北の海水温が高く、
南の海水温が低い傾向があり、
今年はホッカイシマエビ、桜えび、カツオ、スルメイカが、不漁
いわし、キハダマグロぶり、マグロなどが豊漁だそうです。
しかし、このまま海水温が高いと、
サンマや鮭の不漁が危惧されます。
この海水の温度を下げるのが台風です。
強い風によって、海水がかき混ぜられて
一気に冷えるということも考えられるそうです。
環境の良い場所、食べるのに困らない場所に集まるのは、
魚も人間も変わらないということなのでしょうか。
手軽に魚の栄養素を摂るには、こんなものいいかもしれません。
それでは。